「茨城中部地区」集会
平成21年3月24日(火)
場所:茨城県青少年会館
全体の流れ
1. 地区会長あいさつ
2. 国民新党北関東第一支部長略歴紹介
3. 国民新党北関東第一支部長あいさつ
4. 郵便局長からの報告など
報告・要望等の主なもの
第1回集会 10:30〜11:30 分社化されたため局長の権限が少なくなった。
分社化されたため建物の中の仕切りが複雑になった。
現場の裁量権を本社が持っていこうとしているように思える。
民営化前はもっと柔軟に対応できた。
待ち時間が長くなったなど、お客さまへのサービスが低下している。
郵貯は総務省から金融庁の管轄になったため本人確認など通常民間ではやっていない手続きが増えた。
1日130名ほどあった来客が50名に減った。
仕事上留学生相手の仕事が多いが手続きが複雑なため何日もかかってしまう。
統合が進むと都市部の郵便局の数のほうが減るのではないか。
第2回集会 13:30〜14:30 郵便局長の子弟を含め後継者がいない。
配達は別会社(郵便事業会社)が行っており、郵便局(窓口会社)は配達していないという現実をお客さまに理解してもらえていない。
配達していない郵便局が誤配の際のクレーム処理を行わなければならない。
郵貯銀行がこのままでは口座を持てない国民が出てくる可能性がある。
郵便局を残したいがための反対となってはいけない。
かつて国営だったころの「遍く公平に」という福祉の精神を郵便局が持てなくなってきている。
民営化の期待が大きかっただけに、今はそうなっていない立場なのでお客さまを裏切っていると言える。
なんでもできる郵便局がそうではなくなってきている。
国民新党の「郵政民営化見直し」の意味を教えてほしい。
「民営化見直し」という言葉が誤解を生んでいるのでは。
はたして「郵政民営化見直し」が一番目国民が望む問題なのか。
サービスが低下して、お客さまが望まない民営化が行われた。
第3回集会 15:30〜16:30 当初の「郵便法」の精神にもどらなければならない。本来は大型スーパーの中などには開局すべきではないのでは。
金融庁の指導の下、まわりくどい手続きが増えてしまった。
郵便局は「めんどうくさい」というイメージが定着したのでは。お客さまの利用が減っている。
民営化されてよかったという声がほとんどない。
民営化されて「郵便局員があいさつをするようになった」とマスコミに報道されたのは、ショックだった。民営化される前からあいさつはしていた。
分社化されたため誤配の際、今の郵便局ではそれを受け取れない仕組みになっているが、受け取らざるを得ない。
マスコミですべてが変わってしまう。マスコミ対策をなんとかしてほしい。
総 括 支部長として前回の総選挙で「郵政民営化反対」の活動が空回りして、当時の民主党支持者をまとめることに苦労したという経験から、何とか次期衆院選では現場の皆様からの声をお聞きした上で戦いたいとの思いを伝えました。
20名から30名の集会だったので、参加されたすべての方々にご発言いただけなませんでしたが、運営上の問題点から選挙対策上の問題点まで多くのご意見が出ました。
特に早急な対処の必要性を感じたのは「郵政民営化見直し」の言葉の意味がややもすると「公社に戻す、国営化する」などに捉えられては、誤解を招きやすいので理解しやすい「ワンフレーズ」含めて、党幹部レベルでの検討が必要と思われました。
また民営化と分社化が同時に行われたので、問題点のすみ分けが混乱をまねく可能性もあり、たとえばお客さまの待ち時間が長くなったのは分社化の弊害であって、民営化そのものが原因になっているのではなく、民営化の中身の分社化が主な原因であることを今後国民に分りやすく伝えていかなければならないのではと感じました。
郵便局内の構造的な問題として深刻と思われたのは次の2点です。
@誤配の処理が窓口でできない・・・窓口業務と配達業務が別会社であるため。
A口座を作る際の決裁等が郵便局長の裁量でできず常に金融庁の監督下で細かい手続きを必要とする・・・窓口業務と貯金業務が別会社であるため
この二つの問題点だけでも分社化の弊害の大きさは想像するにあまりがあります。顧客が郵便局から離れるのも当然と言わざるを得ませんし、郵便局に損害を与えた政府の責任を追及していかねばなならないと感じました。
(北関東第一支部長 中村公一)

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